平成28年12月期 決算短信〔IFRS〕(連結)
平成29年2月14日
上場会社名 大塚ホールディングス株式会社 上場取引所 東
コード番号 4578 URL http://www.otsuka.com/jp/
代表者 (役職名) 代表取締役社長 (氏名)樋口 達夫
問合せ先責任者 (役職名) IR部長 (氏名)小暮 雄二 TEL 03-6361-7411 定時株主総会開催予定日 平成29年3月30日 配当支払開始予定日 平成29年3月31日
有価証券報告書提出予定日 平成29年3月31日 決算補足説明資料作成の有無:有
決算説明会開催の有無 :有 (機関投資家、証券アナリスト、報道関係者向け)
(百万円未満切捨て)
1.平成28年12月期の連結業績(平成28年1月1日~平成28年12月31日)
(1)連結経営成績 (%表示は対前期増減率)
売上高 営業利益 税引前利益 当期利益
親会社の所有者に 帰属する当期利益
当期包括利益 合計額
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
28年12月期 1,195,547 △16.2 101,145 △32.1 116,680 △22.4 93,332 △6.1 92,563 △9.2 64,627 △28.1 27年12月期 1,427,375 - 148,886 - 150,299 - 99,380 - 101,957 - 89,853 -
基本的1株当たり 当期利益
希薄化後 1株当たり当期利益
親会社所有者帰属持分 当期利益率
資産合計 税引前利益率
売上高 営業利益率
円 銭 円 銭 % % %
28年12月期 170.82 170.70 5.4 4.6 8.5
27年12月期 188.16 188.15 6.1 6.2 10.4
(参考)持分法による投資損益 28年12月期 15,974 百万円 27年12月期 12,370 百万円
(2)連結財政状態
資産合計 資本合計
親会社の所有者に 帰属する持分
親会社所有者 帰属持分比率
1株当たり親会社 所有者帰属持分
百万円 百万円 百万円 % 円 銭
28年12月期 2,478,290 1,738,441 1,710,531 69.0 3,156.83
27年12月期 2,575,280 1,727,370 1,698,463 66.0 3,134.56
(3)連結キャッシュ・フローの状況
営業活動による キャッシュ・フロー
投資活動による キャッシュ・フロー
財務活動による キャッシュ・フロー
現金及び現金同等物 期末残高
百万円 百万円 百万円 百万円
28年12月期 142,004 △135,100 △93,094 369,875
27年12月期 257,892 △422,587 175,020 460,619
2.配当の状況
年間配当金
配当金総額 (合計)
配当性向
(連結)
親会社所有者 帰属持分配当 率(連結)
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 百万円 % %
27年12月期 - 50.00 - 50.00 100.00 54,184 53.1 3.2
28年12月期 - 50.00 - 50.00 100.00 54,184 58.5 3.2
29年12月期(予想) - 50.00 - 50.00 100.00 63.7
3.平成29年12月期の連結業績予想(平成29年1月1日~平成29年12月31日)
(%表示は、通期は対前期、四半期は対前年同四半期増減率)
売上高 営業利益 税引前利益 当期利益
親会社の所有者に 帰属する当期利益
基本的1株当たり 当期利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
第2四半期(累計) 605,000 3.0 58,000 △29.5 58,000 △12.8 43,000 △14.6 42,000 △15.3 77.51 通期 1,260,000 5.4 120,000 18.6 119,000 2.0 87,000 △6.8 85,000 △8.2 156.87
(1)期中における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動):無 新規 -社 (社名)-、除外 -社 (社名)-
(2)会計方針の変更・会計上の見積りの変更
① IFRSにより要求される会計方針の変更:無
② ①以外の会計方針の変更 :無
③ 会計上の見積りの変更 :無
(3)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 28年12月期 557,835,617 株 27年12月期 557,835,617 株
② 期末自己株式数 28年12月期 15,986,347 株 27年12月期 15,985,891 株
③ 期中平均株式数 28年12月期 541,849,521 株 27年12月期 541,838,851 株
※ 監査手続の実施状況に関する表示
この決算短信は、金融商品取引法に基づく監査手続の対象外であり、この決算短信の開示時点において、連結財務 諸表に対する監査手続が実施中です。
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
(国際会計基準(IFRS)の適用)
当社グループは、当連結会計年度よりIFRSを適用しております。また、前連結会計年度の財務数値についても、 IFRSに準拠して表示しております。連結財務数値に係るIFRSと日本基準との差異につきましては、添付資料P.37
「5.連結財務諸表(6)連結財務諸表に関する注記事項(初度適用)」をご覧ください。
(将来に関する記述等についてのご注意)
本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判 断する一定の前提に基づいており、その達成を当社として約束する趣旨のものではありません。また、実際の業績等 は様々な要因により大きく異なる可能性があります。業績予想の前提となる条件及び業績予想のご利用にあたっての 注意事項については、添付資料P.6「1.経営成績・財政状態に関する分析(1)経営成績に関する分析」をご覧く ださい。
(決算短信補足説明資料及び決算説明会内容の入手方法について)
当社は平成29年2月14日(火)に機関投資家、証券アナリスト、報道関係者向けに説明会を開催する予定です。そ の模様及び説明内容(動画)については、当日使用する決算短信資料とともに、開催後速やかに当社ホームページに 掲載する予定です。
○添付資料の目次
1.経営成績・財政状態に関する分析 ……… 2
(1)経営成績に関する分析 ……… 2
(2)研究開発活動の状況 ……… 7
(3)財政状態に関する分析 ……… 10
(4)キャッシュ・フローの分析 ……… 10
(5)利益配分に関する基本方針及び当期・次期の配当 ……… 11
2.企業集団の状況 ……… 12
3.経営方針 ……… 14
(1)会社の経営の基本方針 ……… 14
(2)目標とする経営指標 ……… 14
(3)中長期的な会社の経営戦略 ……… 14
(4)会社の対処すべき課題 ……… 14
4.会計基準の選択に関する基本的な考え方 ……… 15
5.連結財務諸表 ……… 16
(1)連結財政状態計算書 ……… 16
(2)連結損益計算書 ……… 18
(3)連結包括利益計算書 ……… 19
(4)連結持分変動計算書 ……… 20
(5)連結キャッシュ・フロー計算書 ……… 22
(6)連結財務諸表に関する注記事項 ……… 23
(継続企業の前提に関する注記) ……… 23
(作成の基礎) ……… 23
(重要な会計方針) ……… 24
(重要な会計上の見積り及び見積りを伴う判断) ……… 32
(事業セグメント) ……… 33
(1株当たり利益) ……… 36
(後発事象) ……… 36
(初度適用) ……… 37
1.経営成績・財政状態に関する分析
(1) 経営成績に関する分析
当 社 グ ル ー プ は 、 財 務 情 報 の 国 際 的 な 比 較 可 能 性 の 向 上 を 目 的 と し て 、 当 連 結 会 計 年 度 よ り 国 際 会 計 基 準
(IFRS)を適用しております。また、前連結会計年度の財務数値についても、IFRSに組み替えて比較分析を行って おります。
(当期の経営成績)
当連結会計年度は、世界的に低成長から抜け出せない状況が続くなか、格差拡大や先進国への移民流入が社会 問題化しました。抜本的な対策をとれない既存政治や社会システムに対する不満が欧米諸国で高まり、英国の国 民投票におけるEU離脱の選択、米国における事前予想を覆した大統領の誕生等、社会は大きな転換期を迎えてい ます。
また、経済の成長が低迷するなか、確実に増加する社会保障費の抑制を目的に、各国では政策の見直しに迫ら れ、その一環として医療費を削減する取り組みが進められています。日本においても、薬価の毎年改定が導入さ れる模様です。
一方、先進国だけでなく、豊かになりつつある新興国においても「健康でありたい」との意識は確実に増加し ており、治療薬だけではなく、人々が健康を維持するための様々な製品を提供している当社グループのビジネス チャンスは広がりつつあります。
こ の よ う な 経 営環 境 下 に お い て 、 当 社 グ ル ー プ の当 連 結 会 計 年 度 の 売 上 高 は 1 ,1 95 ,5 4 7百 万 円 ( 前 期 比 16 .2 % 減)となり、営業利益は101,145百万円(前期比32.1%減)、当期利益は93,332百万円(前期比6.1%減)、親会社 の所有者に帰属する当期利益は92,563百万円(前期比9.2%減)となりました。
セグメントの業績は次のとおりです。
(単位:百万円)
医療関連事業
ニュートラシュ ーティカルズ
関連事業
消費者関連事業 その他の事業 調整額 連結
売上高 753,005 311,550 35,468 141,251 △45,727 1,195,547 営業利益 92,029 32,507 5,451 7,782 △36,624 101,145
① 医療関連事業
当 社 は 、 2 0 1 8 年 度 ま で の 第 二 次 中 期 経 営 計 画 に お い て 、 抗 精 神 病 薬 の 「 エ ビ リ フ ァ イ 持 続 性 水 懸 筋 注 用/Abilify Maintena」と「 REXULTI」、 バ ソプレ シンV2受 容体拮 抗剤「 サ ムスカ/JINARC」をグロ ーバル3 製 品、新規抗悪性腫瘍剤「ロンサーフ」を次世代3製品
*1
の1つと位置づけ、中長期での持続的な成長を目指し ています。
精 神 ・ 神 経 領 域 で は 、 抗 精 神 病 薬 「 エ ビ リ フ ァ イ 」 の グ ロ ー バ ル で の売 上 は 、 欧 米 で の 独 占 販 売 期 間 終 了 と、日本の薬価改定において市場拡大再算定の適用を受けた影響により、前期比で減少しました。一方、「エ ビリファイ」の持続性注射剤(月1回製剤)「Abilify Maintena」
*2
は、販売エリアが拡大し、グローバルで の売上は前期比で大幅に増加しています。米国では、急性期統合失調症に対する使用の拡大やプレフィルドタ イプ注射剤及び三角筋への投与部位追加等により、売上が前期比で増加しました。欧州でも販売国が拡大し、 売上が前期比で大幅に増加しています。日本の「エビリファイ持続性水懸筋注用」は、2016年3月には三角筋 への投与部位も追加され、売上が順調に増加しています。新規抗精神病薬「REXULTI」
* 2
は、2015年7月に米 国FDAより、統合失調症と大うつ病補助療法の適応症で承認を同時に取得し、同年8月の米国での発売以降、処 方数は伸長し売上が前期比で大幅に増加しています。日本でユーシービージャパンとコ・プロモーションを行 っている抗てんかん剤「イーケプラ」は、市場拡大再算定の適用を受けながらも、小児への処方や部分発作単 剤 療 法 に お け る 処 方 の 拡 大 、点 滴 静 注 製 剤 の 追 加 、 2 0 16 年 2 月 の 強 直 間 代 発 作 の 併 用 療 法 の 適 応 取 得が 寄 与 し、抗てんかん剤国内市場で売上トップブランド*3として堅調にシェアが拡大しました。パーキンソン病とレ ストレスレッグス症候群の治療薬として販売する世界で唯一の経皮吸収型ドパミンアゴニスト剤「ニュープロ パッチ」は、パーキンソン病におけるパッチ剤使用の理解度やウェアリングオフ
*4
改善効果の評価が高まり、 売上が順調に増加しています。また、本剤は高用量が必要な患者さんのニーズに対応するため、2016年6月に 18mgの剤形を追加発売しました。神経疾患領域の薬剤開発に強みを持つ米国アバニア社の「NUEDEXTA」は、米 国の販売体制強化により、世界初で唯一の情動調節障害の治療薬としての評価を得て処方が拡大し、売上が前
がん・がんサポーティブケア領域では、抗悪性腫瘍剤「ティーエスワン」は、国内における薬価改定や競合 品の影響等により、グローバルの売上が前期比で減少となりました。抗悪性腫瘍剤「ユーエフティ」、還元型 葉酸製剤「ユーゼル」は競合品の影響を受け前期比で売上が減少しました。長時間作用型5-HT3受容体拮抗型 制吐剤「アロキシ」は膵がん・肺がん・大腸がん患者での処方が拡大し、前期比で売上が増加しました。抗悪 性腫瘍剤「アブラキサン」は、市場拡大再算定や競合品の影響があったものの、膵がんの処方拡大により、売 上は前期並に推移しました。新規抗悪性腫瘍剤「ロンサーフ」は、治癒切除不能な進行・再発の結腸・直腸が んの治療薬として2014年5月に日本、2015年10月に米国で発売以降、標準療法の一つとしての位置づけの確立 により処方が順調に拡大し、グローバルでの売上は大幅に増加しています。また、欧州では大鵬薬品とライセ ンス契約を締結 しているセルヴィエ社が、2016年8月より順次販売を開始しています。BMS社
* 5
と日米欧で共 同事業を進める抗悪性腫瘍剤「スプリセル」は、全世界で慢性骨髄性白血病のファーストライン治療薬として 市場に広く浸透しているものの、売上に応じて受領する分配金が為替の影響を受け、前期比で減少しました。
循環器 ・腎領域では、自社 創製のバソプレ シンV2受 容体拮抗剤「 サ ムスカ/JINARC」
* 6
は、日本において 市 場拡大再算定の適用を受けたものの、経口水利尿薬としての医療現場での価値の訴求が奏功し、グローバルで の売上は前期比で増加しました。また、腎臓の難病である常染色体優性多発性のう胞腎(ADPKD)の世界で初め ての治療薬として、日本では2014年3月に承認を取得後、本剤への理解が堅調に拡がり、処方数が伸長してい ます。また、ADPKD治療薬としてカナダと欧州でも発売しました。2016年12月末現在、同剤の販売国は世界で24 カ国・地域に拡大しています。抗血小板剤「プレタール」は、日本での後発医薬品使用促進と薬価改定の影響 を受け、前期比で減収となりました。
消化器領域では、2015年2月から武田薬品工業とコ・プロモーションを行う酸関連疾患治療剤「タケキャブ 錠 」 は 、 2 0 1 6 年 3 月 よ り長 期 処 方 が 可 能 と な り 処 方 が 順 調 に 拡 大 し ま し た 。 ま た 、 同 年 6 月 に ヘ リ コ バ ク タ ー・ピロリ除菌用パック製剤の販売を開始しました。胃炎・胃潰瘍治療剤「ムコスタ」は、日本での後発医薬 品使用促進と薬価改定の影響を受け、前期比で減収となりました。眼科領域では、ドライアイ治療剤の「ムコ スタ点眼液UD2%」は順調に処方が拡大し、売上は前期比で増加しました。
臨床栄養領域では、高カロリー輸液「エルネオパ」が、療養施設に対する継続的な情報提供活動の結果、前 期並の販売数量となりました。
診断領域では、ヘリコバクター・ピロリ診断関連製品等が薬価改定の影響を受けて減収となりましたが、イ ンフルエンザウイルス診断薬キット「クイックナビ‐Flu」や慢性骨髄性白血病の治療効果モニタリングマーカ ー『Major BCR-ABL mRNA測定キット「オーツカ」』等の伸長により、全体の売上は前期比で増加しました。
以 上 の 結 果 、 当 連 結 会 計 年 度 の 医 療 関 連 事 業 の 売 上 高 は 7 5 3 , 0 0 5 百 万 円 ( 前 期 比 2 2 . 6 % 減 ) 、 営 業 利 益 は 92,029百万円(同37.3%減)となりました。
*1:「ロンサーフ」「Lu AE58054」「SGI-110」の3製品
*2:大塚製薬が自社創製した、H.ルンドベックA/Sとのグローバルアライアンス提携製品
*3:Copyright © 2016 QuintilesIMS. JPM2016年1-12月をもとに作成 無断転載禁止
*4:ドパミンを補充する薬により症状がよくなったり悪くなったりを1日何度も繰り返してしまう現象。パー キンソン病患者さんの日常生活に障害をきたす最も深刻な問題の1つ
*5:ブリストル・マイヤーズ スクイブ・カンパニー
*6:ADPKD治療薬としての海外での製品名「JINARC」
② ニュートラシューティカルズ関連事業
水分・電解質補給飲料「ポカリスエット」は、日本国内では、スポーツ飲料市場が低迷する
*7
なか、秋冬の 乾燥時における水分補給の啓発活動やテレビコマーシャルと店頭を連動させた販促活動の強化がユーザーの飲 用喚起につながり、販売数量は前期比で伸長しました。2016年4月に新発売した「ポカリスエット ゼリー」や リ ニュ ーア ルし た「 ポカ リス エ ット イオ ンウ ォー ター 」 も、 それ ぞれ 順調 に 市 場導 入が進 ん でい ます。 19カ 国・地域で展開している海外では、中国で同年8月に発売したポカリスエット900mlが順調に拡大しているもの の、中国の景気減速の影響やインドネシアの天候不順や競合品の影響を受け、海外での販売数量は前期を下回 る結果となりました。
炭酸栄養ドリンク「オロナミンC」は、2016年4月よりプロモーション活動を強化したものの、栄養ドリンク 市場全体の消費者離れの影響を受け、販売数量は前期を若干下回りました。
バランス栄養食「カロリーメイト」は、2016年5月に「カロリーメイト ゼリー」3種(アップル味、ライム
&グレープフルーツ味、フルーティ ミルク味)を新発売しました。オフィスワーカーや受験生への製品価値訴 求によりブロックタイプも伸長し、全体で販売数量が前期を上回りました。
また、大豆関連事業において「SOYJOY(ソイジョイ)」は、2016年4月に新発売した新しい食感の「SOYJOY ク リ ス ピ ー 」 3 種 ( プ レ ー ン 、 ミ ッ ク ス ベ リ ー 、 ゴ ー ル デ ン ベ リ ー ) に よ っ て 、 従 来 の 「 S O YJ O Y ( ソ イ ジ ョ イ)」購入者とは異なるユーザーを獲得し、全体の販売数量は順調に伸長しました。
女性の健康と美をサポートするエクオール含有食品「エクエル」は広告活動に加え、企業セミナー等を通じ た情報提供活動の強化により認知率向上や製品理解が進み、売上が大幅に増加しています。
米国店頭販売No.1サプリメント*8である米国ファーマバイト 社の「ネイチャーメイド」は、米国のサプリ メント市場の上昇傾向
*9
も相まって現地通貨ベースの売上は前期を上回りましたが、円高の影響で為替換算後 は減収となりました。日本では、「フィッシュオイルパール」「スーパーフィッシュオイル」等の機能性表示 食品及びマルチビタミンシリーズ等の成長が貢献し、前期比で増収となりました。また、米国フードステイト 社の植物由来サプリメント製品「メガフード」「イネート」の売上も順調に増加しています。
欧 州 を 中 心 に 4 0 カ 国 以 上 に 事 業 展 開 す る ニ ュ ー ト リ シ ョ ン エ サ ン テ 社 は 、 栄 養 ・ 健 康 食 品 ブ ラ ン ド
「Gerble(ジェルブレ)」等の健康食品のグルテンフリー製品及び有機・大豆食品が成長を牽引し、売上が増 加しました。
“糖分や脂肪の吸収を抑え、食後の血糖値や中性脂肪の上昇を穏やかにする”特定保健用食品「賢者の食卓 ダブルサポート」は、テレビコマーシャル等の広告強化とドラッグストアを中心にした店頭連動活動や、消費 者の生活シーンに合った提案活動を強化した結果、前期比で売上が増加しました。また、2015年より発売して いる香港でも順調に販売数量が伸長しています。
健粧品(コスメディクス)事業では、男性向けスキンケアブランド「UL・OS(ウル・オス)」は、洗浄系ア イテムやスキンケアアイテムの売上増加がブランド全体を牽引し、売上が堅調に推移しています。ペンタイプ のシミ対策製品「薬用スキンホワイトニング」も、他にはない独自の製品価値が評価され、ユーザーの増加に つながっています。また、韓国においてもブランドの育成が進み、売上が大幅に増加しました。女性向けスキ ンケアブランド「インナーシグナル」は、新規顧客とロイヤルユーザーの拡大により、引き続き売上が大きく 増加しています。
滋養強壮剤「チオビタ」は、ユーザー獲得のための店頭・広告プロモーション等により、販売数量は前期比 で微増となりました。
経口補水液「オーエスワン(OS-1)」は、製品認知率の向上や製品理解が浸透したことにより、販売数量は 前期比で伸長しました。
「オロナインH軟膏」は、国内では新規顧客の獲得に向けたラミネートチューブの製品価値の訴求により、売 上は前期比で微増となりました。香港では、観光客の減少等が影響し、売上は前期比で減少となりました。
以上の結果、当連結会計年度のニュートラシューティカルズ関連事業の売上高は311,550百万円(前期比1.2% 減)、営業利益は32,507百万円(同5.6%減)となりました。当事業においては、成長性と収益性を軸とした製 品戦略の再構築をはじめとするバリューチェーンの改善を進めています。
*7:インテージSRI 2016/1-12 +0.2% 無断転載禁止
*8:ⓒ2017, The Nielsen Company, Scantrack® service, 米国xAOCチャネル2007-2016 無断転載禁止
*9:ⓒ2016, The Nielsen Company, 米国xAOCチャネル2016/12 +3.0% 無断転載禁止
③ 消費者関連事業
ビタミン炭酸飲料「マッチ」は、新たなラインナップとして2016年3月に「ベリーマッチ」を、同年10月に
「マッチ セットポジション」を新発売し、積極的なマーケティング戦略や営業活動等の継続によりブランドの 活性化に取り組み、販売数量が前期比で増加しました。「クリスタルガイザー」を中心とするミネラルウォー ターは、新規ユーザー層の拡大に向けたコミュニケーション活動を強化する等の積極的なマーケティングを実 施しましたが、自動販売機事業の収益構造の見直し等が影響し、販売数量は前期比で減少しました。「ボンカ レー」は、競合の影響等はあるものの、消費者のニーズに対応した製品戦略や営業・販促活動を強化し、引き 続きブランド価値の向上に努めています。
以上の結果、当連結会計年度の消費者関連事業の売上高は35,468百万円(前期比8.0%減)、営業利益は5,451 百万円(前期比13.1%減)となりました。当事業においては、収益構造を改善すべく、マーケティング戦略、販 売促進活動等を見直し、経費効率を高める改革を継続しています。
④ その他の事業
機能化学品分野では、建材用の消臭剤やモバイル端末に使用される難燃剤や導電性材料の増収が貢献したも のの、ヒドラジンの販売数量の減少等もあり、売上は前期並に推移しました。ファインケミカル分野では、海 外における医薬中間体の販売価格の低下や為替の影響等により、売上は前期比で減少しました。
運輸・倉庫分野では、『共通プラットフォーム(共同物流)』事業の推進に伴う新規外部顧客の拡大及び取 扱数量の増加がありましたが、全体の売上は前期並に推移しました。通販サポート事業は、取扱件数の増加等 により前期比で増収となりました。
以上の結果、当連結会計年度のその他の事業の売上高は141,251百万円(前期比2.7%減)、営業利益は7,782 百万円(同708.1%増)となりました。
(次期の見通し)
次期の業績は以下の通り見込んでおります。
(単位:百万円)
当期実績
(2016年12月期)
次期予想
(2017年12月期)
増減額 増減率
売上高 1,195,547 1,260,000 64,453 5.4%
営業利益 101,145 120,000 18,855 18.6%
税引前当期利益 116,680 119,000 2,320 2.0%
当期利益 93,332 87,000 △6,332 △6.8%
親会社の所有者に帰属 する当期利益
92,563 85,000 △7,563 △8.2%
研究開発費 168,818 180,000 11,182 6.6%
(注)次期の想定為替レート : 115円/米ドル 120円/ユーロ
医療関連事業では、「Abilify Maintena」「REXULTI」「ロンサーフ」「サムスカ/JINARC」のグローバル製品や 国内新薬が大きく伸長し、増収を見込んでいます。ニュートラシューティカルズ関連事業では、グローバルで「ポ カリスエット」「ネイチャーメイド」及びニュートリション エ サンテ社製品などの伸長により増収を見込んでい ます。
販売費及び一般管理費においては、継続してコスト最適化を推進してまいります。一方で将来の成長のため、研 究開発費が増加する見込みです。
これらの結果、2017年度(1~12月)の連結売上高は1,260,000百万円(当期比5.4%増)、営業利益は120,000百 万円(同18.6%増)、税引前当期利益は119,000百万円(同2.0%増)、当期利益は87,000百万円(同6.8%減)、親会 社の所有者に帰属する当期利益は85,000百万円(同8.2%減)を予想しております。
(2) 研究開発活動の状況
当連結会計年度における研究開発費は168,818百万円です。
主な研究開発分野及び新製品の開発のセグメント別の状況は次のとおりです。
(医療関連事業)
当社グループは、中枢神経領域、がん・がんサポーティブケア領域を重点領域とし、循環器・腎領域、眼科領域 等においても未充足疾患に焦点を当てた研究開発を進めております。
医療関連事業における研究開発費は、159,447百万円です。
当連結会計年度の医療関連事業における研究開発の主な進捗状況は以下のとおりです。
領域 「製品名」
(一般名) または開発コード
状況
精神・神経領域 AVP-786 <米国>
・ 神 経 変 性 疾 患 脱 抑 制 の フ ェ ー ズ Ⅱ 試 験 を 2 0 16 年 5 月 に 開 始 し ま し た。
・ 大 う つ 病 の フ ェ ー ズ Ⅱ 試 験 結 果 に お い て 、 開 発 を 継 続 す る た め の 十分な有効性を確認できなかったため開発を中止しました。
「ONZETRA Xsail」
(スマトリプタン) AVP-825
<米国>
・ 急 性 片 頭 痛 の 適 応 症 で 20 1 6 年 1 月 に 承 認 を 取 得 し ま し た 。 ま た 、 同年5月より販売を開始しました。
「イーケプラ」
(レベチラセタム)
<日本>
・ て ん か ん 強 直 間 代 発 作 の 併 用 療 法 の 適 応 症 で 20 1 6 年 2 月 に 効 能 追 加の承認を取得しました。
TAS-205 <日本>
・ デ ュ シ ェ ン ヌ 型 筋 ジ ス ト ロ フ ィ ー の フ ェ ー ズ Ⅱ 試 験 を 20 1 6年 5 月 に開始しました。
「エビリファイ」
(アリピプラゾール)
<日本>
・ 小 児 期 の 自 閉 ス ペ ク ト ラ ム 症 に 伴 う 易 刺 激 性 の 適 応 症 で 20 1 6年 9 月 に 効 能 追 加 の 承 認 を 取 得 し ま し た 。 ま た 、 「 エ ビ リ フ ァ イ 錠 1
㎎」を同年11月より販売を開始しました。
「Abilify Maintena」
(アリピプラゾール)
<米国>
・ 双 極 性 障 害 の 適 応 症 で 20 1 6年 11 月 に 効 能 追 加 の 申 請 が 受 理 さ れ ま した。
がん・がんサポ ーティブケア領 域
「ロンサーフ」
(トリフルリジン・チ ピラシル)
TAS-102
<欧州>
・進行・再発の結腸・直腸がんの適応症で2016 年4月に承認を取得 しました。
<日本・米国・欧州>
・胃がんのフェーズⅢ試験を2016年2月に開始しました。 ASTX727 <米国>
・ 骨 髄 異 形 成 症 候 群 の フ ェ ー ズ Ⅱ 試 験 を 2 0 1 6 年 1 月 に 開 始 し ま し た。
TAS3681 <米国・欧州>
・前立腺がんのフェーズⅠ試験を2016年3月に開始しました。 TAS-116 <日本>
・消化管間質腫瘍のフェーズⅡ試験を2016年5月に開始しました。
「ヨンデリス」 ET-743
<日本>
・卵巣がんのフェーズⅠ試験を2016年4月に開始しました。
「ティーエスワ ン/Teysuno」
(テガフール・ギメラ シル・オテラシル) S-1
<日本・アジア>
・ 子 宮 頸 が ん の フ ェ ー ズ Ⅲ 試 験 結 果 に お い て 、 十 分 な 有 効 性 を 示 す ことができなかったため、開発を中止しました。
領域 「製品名」
(一般名) または開発コード
状況
がん・がんサポ ーティブケア領 域
(ホスネツピタント) Pro-NETU
<日本>
・ 抗 悪 性 腫 瘍 剤 投 与 に 伴 う 悪 心 ・ 嘔 吐 に 対 す る フ ェ ー ズ Ⅱ 試 験 を 2016年9月に開始しました。
TAS-114 <日本・米国・欧州>
・非小細胞肺がんのフェーズⅡ試験を2016年8月に開始しました。
「アイクルシグ」
(ポナチニブ)
<日本>
・ 慢 性 骨 髄 性 白 血 病 、 フ ィ ラ デ ル フ ィ ア 染 色 体 陽 性 急 性 リ ン パ 性 白 血 病 の 適 応 症 で 20 1 6年 9 月 に 承 認 を 取 得 し ま し た 。 ま た 、 同 年 11 月より販売を開始しました。
循環器・腎領域
(バダデュスタット) AKB-6548
<米国>
・ ア ケ ビ ア 社 と 腎 性 貧 血 治 療 薬 ( フ ェ ー ズ Ⅲ 試 験 実 施 中 ) の 米 国 に お け る 開 発 及 び 販 売 に 係 る 協 業 契 約 を 2 0 1 6 年 1 2 月 に 締 結 し ま し た。
OPC-108459 <日本・米国>
・ 発 作 性 ・ 持 続 性 心 房 細 動 の フ ェ ー ズ Ⅰ 試 験 結 果 に お い て 、 開 発 を 継 続 す る た め の 十 分 な 科 学 的 根 拠 を 示 す こ と が で き な か っ た た め、開発を中止しました。
その他領域 (エミクススタト) ACU-4429
<米国>
・2016年5月にドライ型加齢黄斑変性のフェーズⅡ/Ⅲ試験の結果が 主 要 評 価 項 目 に 達 せ ず 試 験 の 中 止 が 決 定 さ れ 、 同 年 6 月 に ア キ ュ セラ社との共同開発販売契約が終了しました。
(テトミラスト) OPC-6535
<日本・米国・アジア>
・ 慢 性 閉 塞 性 肺 疾 患 の フ ェ ー ズ Ⅱ 試 験 結 果 に お い て 、 開 発 を 継 続 す る た め の 十 分 な 科 学 的 根 拠 を 示 す こ と が で き な か っ た た め 、 開 発 を中止しました。
OPA-6566 <米国>
・緑内障のフェーズⅠ /Ⅱ試験結果において、開発 を継続するための 十分な有効性が確認できなかったため開発を中止しました。
「ビラノア」
(ビラスチン) TAC-202
<日本>
・ ア レ ル ギ ー 性 鼻 炎 、 蕁 麻 疹 ・ 皮 膚 疾 患 に 伴 う そ う 痒 の 適 応 症 で 2 01 6 年 9 月 に 承 認 を 取 得 し ま し た 。 ま た 、 同 年 1 1 月 よ り 販 売 を 開 始しました。
「ゾシン」
(タゾバクタム・ピペ ラシリン)
YP-18
<日本>
・ 深 在 性 皮 膚 感 染 症 、 び ら ん ・ 潰 瘍 の 二 次 感 染 ( 糖 尿 病 性 足 感 染 を 含む)の適応症で2016年7月に承認申請しました。
「エルネオパNF1 号・2号輸液」 OPF-108
<日本>
・高カロリー栄養輸液として、2016年7月に承認を取得しました。
「ミケルナ配合点眼 液」
(カルテオロール・ラ タノプロスト) OPC-1085EL
<日本>
・緑内障、高眼圧症の適応症で2016年9月に承認を取得しました。
OPA-15406 <日本>
・ ア ト ピ ー 性 皮 膚 炎 の フ ェ ー ズ Ⅱ 試 験 を 2 0 1 6 年 9 月 に 開 始 し ま し た。
領域 「製品名」
(一般名) または開発コード
状況
診断領域 『WT1 mRNA測定キット
Ⅱ「オーツカ」』 ODK-1003
ODK-1003-CN(アジ ア)
<日本>
・ 急 性 リ ン パ 性 白 血 病 の 体 外 診 断 薬 と し て 、 20 1 6年 7 月 に 承 認 申 請 しました。
<アジア>
・ 骨 髄 異 形 成 症 候 群 の 体 外 診 断 薬 と し て 2 0 16 年 8 月 に 承 認 申 請 し ま した。
(ニュートラシューティカルズ関連事業)
当事業においては、医療関連事業で培ったノウハウを活かし、日々の健康の維持・増進をサポートする機能 性食品・飲料を中心に世界に通用する製品の研究開発に取り組んでいます。
2016年4月には大豆バー「SOYJOY(ソイジョイ)」から、大豆パフのサクサク食感を楽しむカジュアル大豆 バー「SOYJOYクリスピー」3種(プレーン、ミックスベリー、ゴールデンベリー)を新発売しました。「ポカ リスエット」からは、日常の様々な水分補給シーンに応える製品展開として、発売以来36年ぶりの新形状であ る“食べる水分補給”「ポカリスエット ゼリー」を2016年4月に、「ポカリスエット イオンウォーター パウ ダー(750ml用)」を2016年6月に新発売しました。バランス栄養食「カロリーメイト」からは、ゼリータイプ の バラ ンス 栄 養 食とし て 、 新た に嗜好 やシ ーン に 合わ せて 選 べる 「カ ロリ ーメ イ ト ゼ リー 」3 種( アッ プ ル 味、ライム&グレープフルーツ味、フルーティ ミルク味)を2016年5月に新発売しました。
また、研究成果として、佐賀栄養製品研究所は近畿大学東洋医学研究所との共同研究において、新たに「エ クオール産生能と月経前症候群(PMS)/月経前不快気分障害(PMDD)」との関係を確認し、2016年11月に産婦人 科領域の専門誌「The Journal of Obstetrics and Gynaecology Research」に掲載されました。
ニュートラシューティカルズ関連事業における研究開発費は、5,184百万円です。
(消費者関連事業)
当事業においては、生活に身近な食品や飲料の分野でオリジナルかつユニークな製品の研究開発に取り組ん でいます。
消費者関連事業における研究開発費は、486百万円です。
(その他の事業)
当事業においては、機能化学品やファインケミカルの分野で研究開発に取り組んでいます。 その他の事業における研究開発費は、3,699百万円です。
(3) 財政状態に関する分析
① 資産
当連結会計年度末の資産合計は2,478,290百万円(前連結会計年度末は2,575,280百万円)となり、96,990百万 円減少しました。その内訳は、流動資産が26,724百万円減少、非流動資産が70,265百万円減少であります。
(流動資産)
当連結会計年度末における流動資産は1,113,855百万円(前連結会計年度末は1,140,580百万円)となり、 26,724百万円減少しました。その主たる内訳は、その他の金融資産が100,290百万円増加したものの、現金及 び現金同等物 が90,744百万円、売上債権及びその他債権が34,649百万 円、その他の流動資産が11,637百万円 減少したこと等によるものであります。
(非流動資産)
当 連 結 会 計 年 度 末 に お け る非 流 動 資 産 は 1 ,3 64 ,4 34 百 万 円 ( 前 連 結 会 計 年 度 末 は 1, 43 4, 70 0 百 万 円 ) と な り、70,265百万 円減少 しました。その主たる内訳 は、のれんが12,903百万円、無形資産が34,235百万円、そ の他の金融資産が12,359百万円減少したこと等によるものであります。
② 負債
(流動負債)
当 連 結 会 計 年 度 末 に お け る 流 動 負 債 は 4 3 6 , 6 1 3 百 万 円 ( 前 連 結 会 計 年 度 末 は 4 8 0 , 0 3 6 百 万 円 ) と な り 、 4 3, 4 23 百 万 円 減 少 し ま し た 。 そ の 主 た る 内 訳 は 、 仕 入 債 務 及 び そ の 他 の 債 務 が 1 2 ,2 5 5百 万 円 増 加 し た も の の、その他の流動負債が56,520百万円減少したこと等によるものであります。
(非流動負債)
当 連 結 会 計 年 度 末 に お け る 非 流 動 負 債 は 3 0 3, 23 5百 万 円 ( 前 連 結 会 計 年 度 末 は 3 6 7, 87 3百 万 円 ) と な り 、 6 4, 6 38 百 万 円 減 少 し ま し た 。 そ の 主 た る 内 訳 は 、 社 債 及 び 借 入 金 が 4 0 ,3 2 0百 万円 、 退 職 給 付に 係 る 負 債 が 15,820百万円、繰延税金負債が13,226百万円減少したことによるものであります。
③ 資本
当 連 結 会 計 年 度 末 に お け る 資 本 は 1 , 7 3 8 , 4 4 1 百 万 円 ( 前 連 結 会 計 年 度 末 は 1 , 7 2 7 , 3 7 0 百 万 円 ) と な り 、 11,071百万円増加しました。その主たる内訳は、配当金の支払54,184百万円、当期利益93,332百万円の計上 等により 利益剰余金が49,601百万円増加したこと、株式相場及び為替相場等の影響 によりその他の資本の構 成要素が38,126百万円減少したことによるものであります。
(4) キャッシュ・フローの分析
当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は369,875百万円となり、前連結会計年度末より90,744百 万円減少しました。これは、営業活動により獲得したキャッシュ・フロー142,004百万円が、投資活動により使用 したキャッシュ・フロー△135,100百万円と、財務活動により使用したキャッシュ・フロー△93,094百万円の合計 額を下回ったためです。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営 業 活 動 に よ り 獲 得 し た キ ャ ッ シ ュ ・ フ ロ ー は 、 1 42 , 0 04 百 万 円 と な り ま し た 。 当 連 結 会 計 年 度の 主 な 内 容 は、税引前当期利益116,680百万円、減価償却費及び償却費59,574百万円、減損損失及びその戻入益32,133百万 円、売上債権及びその他の債権の増減額22,817百万円、その他の営業外損益△24,846百万円、その他営業活動に よるキャッシュ・フロー△30,439百万円、法人所得税等の支払額△43,929百万円となっております。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動により使用したキャッシュ・フローは、△135,100百万円となりました。当連結会計年度の主な内容 は、有形固定資産の取得による支出△44,385百万円、投資の売却及び償還による収入100,061百万円、投資の取 得による支出△72,087百万円、定期預金の増減額△111,083百万円となっております。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財 務活 動に より 使用 した キャ ッシ ュ・ フロ ーは 、△ 93,094百万 円と なり まし た。 当連 結会 計年 度の 主な 内容 は、長期借入金の返済による支出△35,841百万円、配当金の支払額△54,699百万円となっております。
(キャッシュ・フロー関連指標の推移)
2015年 12月期 第8期
2016年 12月期 第9期 親会社所有者帰属持分比率
(%)
66.0 69.0 時価ベースの親会社所有者
帰属持分比率(%)
90.8 111.4 キャッシュ・フロー対有利
子負債比率(%)
73.2 155.2 インタレスト・カバレッ
ジ・レシオ(倍)
72.3 54.0 親会社所有者帰属持分比率:親会社の所有者に帰属する持分/資産合計 時価ベースの親会社所有者帰属持分比率:株式時価総額/資産合計 キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/キャッシュ・フロー インタレスト・カバレッジ・レシオ:キャッシュ・フロー/利払い
(注1)いずれも連結ベースの財務数値により計算しております。
(注2)株式時価総額は、自己株式を除く期末発行済株式数と期末株価終値から計算しております。
(注3)キャッシュ・フローは、営業キャッシュ・フロー(利息 の支払額、法人税等の支払額を控除前)を使 用しております。
(注4)有利子負債は、連結財政状態計算書に計上されている負債のうち 利子を払っているすべての負債を対 象としております。利払いは利息の支払額を対象としております。
(注5)IFRSへの移行日を2015年1月1日とし、2016年12月期 よりIFRSを適用しているため2014年12月期以前 については記載しておりません。
(5) 利益配分に関する基本方針及び当期・次期の配当
当社では、株主の皆様に対する利益の還元を経営上の重要な施策の1つとして位置づけております。将来におけ る企業成長と経営環境の変化に対応するために必要な内部留保資金を確保しつつ、利益の成長に応じた株主の皆様 への利益還元を継続的に行うことを基本方針としております。
これらの方針に基づき、当事業年度の期末配当金につきましては、1株につき50円とさせていただきます。すで に2016年9月5日に実施済みの中間配当金1株当たり50円とあわせまして、年間配当金は1株当たり100円となり ます。なお、当事業年度の期末配当金の効力発生日は、2017年3月31日です。
2.企業集団の状況
当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社、子会社147社、関連会社32社で構成され、事業の核をヘルス ケアに置いて、国内・海外で医療関連、ニュートラシューティカルズ関連、消費者関連及びその他(倉庫・運送業、 液晶・分光事業及び化学薬品等)の事業活動を展開しております。
当社は持株会社として、グループ戦略の立案・決定、グループ経営のモニタリング機能を果たすとともに、グルー プ会社に対して、各種共通サービスの提供を行っております。
当社グループの事業に係わる位置づけ及びセグメントとの関連は、次のとおりであります。
[医療関連事業]
国 内に おい ては 、 大塚 製 薬 ㈱及び 大鵬 薬 品 工業㈱ 他が 、海 外 にお いて は 大 塚ア メ リカ ファ ーマ シュ ーテ ィカ ル Inc.、大鵬オンコロジー Inc.及び大塚ファーマシューティカルヨーロッパ Ltd.他が医療用医薬品の販売を担って おります。
このうち、治療薬の分野に関しては、大塚製薬㈱及び大鵬薬品工業㈱が日本における製造販売を行っており、大 塚製薬㈱及び大鵬薬品工業㈱は、大塚アメリカファーマシューティカル Inc.、大鵬オンコロジー Inc.及び大塚フ ァーマシューティカルヨーロッパ Ltd.他に対して治療薬の輸出を行っております。また、臨床栄養の分野に関し ては、日本においては㈱大塚製薬工場及びイーエヌ大塚製薬㈱他が製造販売を、海外においては中国、インド、イ ンドネシア及びエジプト他、各国で製造販売を行っております。研究開発活動に関しては、日本及び米国を中心に 行っており、大塚製薬㈱は、新薬に関する研究開発業務を米国の大塚ファーマシューティカルD&C Inc.、アステッ クスファーマシューティカルズ Inc.他に委託しております。
[ニュートラシューティカルズ関連事業]
国内においては、大塚製薬㈱及び大鵬薬品工業㈱を中心にニュートラシューティカルズ関連製品の製造販売、仕 入販売を行っており、海外においては、ファーマバイト LLC、P.T.アメルタインダ大塚、ニュートリション エ サ ンテ SASを中心にニュートラシューティカルズ関連製品の製造販売を行っております。また、大塚製薬㈱は一部の 製 品に つい て連 結子 会社 で ある㈱大 塚製 薬工 場、 大塚食 品 ㈱及び ファ ーマ バイ ト LLCより 仕入 販売 を行 って いま す。
[消費者関連事業]
国内においては、大塚食品㈱が消費者製品の製造販売を行っており、海外においては、CGロクサーヌ LLC及びア ルマ S.A.を中心にミネラルウォーターの製造販売を行っております。
[その他の事業]
大 塚化 学㈱ が 化学 品製 品 の製造 販 売を する ほか 、 大塚 電子 ㈱ は計 測機 器 の製造 販 売及 び輸 入販 売を して おり ま す。大塚包装工業㈱は紙器の製造、大塚テクノ㈱が合成樹脂成形製品の製造を行っており、国内のグループ会社へ 供給しております。大塚倉庫㈱が、大塚製薬㈱、㈱大塚製薬工場及び大鵬薬品工業㈱等日本におけるグループ各社 の製造する製品の保管・出荷業務を行っております。
事業の系統図(2016年12月31日現在)は、次のとおりであります。
3.経営方針
(1) 会社の経営の基本方針
当社グループは“Otsuka-people creating new products for better health worldwide”を企業理念に、世界の 人々に革新的な製品を提供し、健康に貢献することを目標に事業活動を営んでいます。
当社グループはヘルスケアをトータルとしてとらえ、疾病の診断から治療までを担う「医療関連事業」と、日々の 健康の維持・増進をサポートする「ニュートラシューティカルズ関連事業」を2本の柱とする総合ヘルスケア企業グ ループとして、グループ各社が世界の人々の「健康」に関するあらゆるテーマに挑戦しています。常に、独創性のあ る技術やソリューションを見いだすことに挑戦し、その成果として生まれた製品・サービスを提供することが当社グ ループの使命と考えています。
(2) 目標とする経営指標
当社グループは、継続的な成長を目指すため、営業利益や当期純利益等の期間損益のみならず、中長期的には経営 に託された資本の将来における効果的な成果を意識して事業を展開しております。こうした考えからROEも重要な経 営指標として考えております。
(3) 中長期的な会社の経営戦略
2014年8 月26日 に第 2次 中期 経 営計画を 開示 しまし た。 当該 資料 は、次 のU RL か らご覧い ただく こと がで きま す。
(当社ホームページ(ニュースリリース)) http://www.otsuka.com/jp/hd_release/release/
(4) 会社の対処すべき課題
当社グループは、企業理念である“Otsuka-people creating new products for better health worldwide”(世 界の人々の健康に貢献する革新的な製品を創造する)の実現に向け、2018年度を最終年度とする第2次中期経営計画 を策定し、具体的な取り組みを進めています。
<第2次中期経営計画の位置づけと主な施策>
第2次中期経営計画では、収益構造の多様化を確立し、投資の継続と構造改革による持続的成長を実践していき ます。当社グループは企業理念を軸に、オーガニック成長を基本としたトータルヘルスケアの考えのもと、人・技 術・製品等を通じた事業機会の拡大に取り組み、世界の人々の健康に貢献する「なくてはならない」企業を目指し ます。
① コア治療領域フランチャイズの強化
医 療関 連事 業 で は、コ ア 治 療領 域と位 置付 ける 中 枢神 経 領 域とが ん領 域 に おけ る フラ ンチ ャイ ズの強 化を 中 心 に、患者さんの未解決の課題を探求し、その解決策として、さまざまな新しい価値創造の実現を目指します。
・ 中 枢 神 経 領 域で は 、 「 A bi li fy Ma in t en a 」 及 び 「 RE XU L TI 」 の 医 学 的 ・ 商 業 的価 値 の 最 大 化 を 加 速 し ま す 。 ま た、当社グループはアルツハイマー関連疾患に対するパイプラインを、2020年以降の中長期的な成長における最 も重要なドライバーと位置づけています。従来より取り組みを続けてきた精神疾患領域の事業基盤に、アバニア ファーマシューティカルズ Inc.買収により強化された神経疾患領域の事業基盤を融合し、中枢神経領域全体の 拡大戦略を加速していきます。
・がん領域では、血液がん・固形がん・がんサポーティブケア領域まで幅広く事業を展開し、各製品の医学的価値 を高めるために積極的に取り組んでいます。「ロンサーフ」は、米国での自社販売基盤を確立し、成長を加速す るとともに、欧州を中心としたセルヴィエ社との提携により、早期の製品価値最大化に取り組んでいきます。
・バソプレシンV2受容体拮 抗剤「サムスカ /JINARC 」は、従来の水利尿薬としての成長に加え、これまで治療薬の なかった常染色体優性多発性のう胞腎(ADPKD)に対する唯一の治療薬として、グローバルでの展開を進めてい きます。
・日本国内は、第1次中期経営計画期間中に上市した新製品の更なる成長に加え、第2次中期経営計画期間中に上 市した新製品の早期育成に注力していきます。
・臨 床 栄 養 事 業はア ジ ア を 中心 と し た海外 展 開 、 医 療 機 器 事業 は 治 療ソリ ュ ー シ ョン の 多様 化 に 注 力し て い き ま す。
② ニュートラシューティカルズ関連事業の変革・構造改革と成長
・“健康寿命”をテーマとした研究開発の加速や、製品価値訴求型の販促活動に注力し、新製品を育成していきま す。
・海外売上の拡大を目指し、アジアでは「ポカリスエット」、米国では「ネイチャーメイド」、欧州ではニュート リション エ サンテ SASの栄養・健康食品の事業エリアを拡大していきます。
・長期的視野に立った持続的成長を目指し、製品や海外販路獲得を目的とした戦略的投資や、自社ブランドの積極 的な海外展開を実施していきます。
・新製品の育成と海外展開の加速のためバリューチェーンを支える経営資産を見直し、収益構造の改革を目指しま す。
③ 積極的な成長投資と株主還元
・第2次中期経営計画期間中も研究開発投資を継続し、2018年度以降の持続的な成長を実現していきます。
・戦略投資とのバランスを考え、積極的な株主還元を実施していきます。
4.会計基準の選択に関する基本的な考え方
当社グループは、財務情報の国際的な比較可能性の向上を目的として、当連結会計年度からIFRSを適用しておりま す。
5.連結財務諸表
(1)連結財政状態計算書
(単位:百万円)
IFRS移行日
(2015年1月1日)
前連結会計年度
(2015年12月31日)
当連結会計年度
(2016年12月31日)
資産
流動資産
現金及び現金同等物 459,090 460,619 369,875 売上債権及びその他の債権 412,309 387,842 353,193 棚卸資産 143,331 135,846 133,758
未収法人所得税 17,782 2,603 14,381
その他の金融資産 137,690 108,999 209,289 その他の流動資産 36,215 44,668 33,031
(小計) 1,206,420 1,140,580 1,113,529
売却目的で保有する資産 - - 325
流動資産合計 1,206,420 1,140,580 1,113,855
非流動資産
有形固定資産 350,463 359,561 358,762
のれん 92,308 244,743 231,839
無形資産 206,588 481,210 446,974 持分法で会計処理されている投資 183,026 175,762 166,600 その他の金融資産 154,121 155,637 143,278
繰延税金資産 39,667 9,560 6,939
その他の非流動資産 6,069 8,224 10,038 非流動資産合計 1,032,245 1,434,700 1,364,434 資産合計 2,238,665 2,575,280 2,478,290
(単位:百万円)
IFRS移行日
(2015年1月1日)
前連結会計年度
(2015年12月31日)
当連結会計年度
(2016年12月31日)
負債及び資本
負債
流動負債
仕入債務及びその他の債務 233,982 150,093 162,349 社債及び借入金 72,112 80,538 79,264
その他の金融負債 2,297 2,774 3,872
未払法人所得税 14,025 18,961 21,482
引当金 - 2,056 552
その他の流動負債 130,204 225,612 169,091 流動負債合計 452,622 480,036 436,613
非流動負債
社債及び借入金 22,660 234,292 193,972 その他の金融負債 16,604 9,097 11,942 退職給付に係る負債 38,226 31,151 15,331
引当金 478 487 504
繰延税金負債 13,032 83,491 70,264
その他の非流動負債 9,377 9,353 11,219 非流動負債合計 100,379 367,873 303,235 負債合計 553,002 847,910 739,848
資本
親会社の所有者に帰属する持分
資本金 81,690 81,690 81,690
資本剰余金 502,945 503,384 503,979 自己株式 △47,415 △47,262 △47,264 利益剰余金 1,105,678 1,159,537 1,209,139 その他の資本の構成要素 10,085 1,113 △37,012 親会社の所有者に帰属する持分合計 1,652,984 1,698,463 1,710,531
非支配持分 32,678 28,906 27,910
資本合計 1,685,663 1,727,370 1,738,441 負債及び資本合計 2,238,665 2,575,280 2,478,290
(2)連結損益計算書
(単位:百万円)
前連結会計年度
(自 2015年1月1日 至 2015年12月31日)
当連結会計年度
(自 2016年1月1日 至 2016年12月31日)
売上高 1,427,375 1,195,547
売上原価 △452,466 △406,331
売上総利益 974,909 789,216
販売費及び一般管理費 △636,400 △535,852
研究開発費 △202,747 △168,818
持分法による投資利益 12,370 15,974
その他の収益 5,307 4,569
その他の費用 △4,552 △3,943
営業利益 148,886 101,145
金融収益 9,996 3,814
金融費用 △7,836 △13,126
その他の営業外損益 △746 24,846
税引前当期利益 150,299 116,680
法人所得税費用 △50,919 △23,347
当期利益 99,380 93,332
当期利益の帰属
親会社の所有者 101,957 92,563
非支配持分 △2,577 769
1株当たり当期利益
基本的1株当たり当期利益(円) 188.16 170.82
希薄化後1株当たり当期利益(円) 188.15 170.70
(3)連結包括利益計算書
(単位:百万円)
前連結会計年度
(自 2015年1月1日 至 2015年12月31日)
当連結会計年度
(自 2016年1月1日 至 2016年12月31日)
当期利益 99,380 93,332
その他の包括利益
純損益に振り替えられることのない項目
確定給付制度の再測定 566 11,336
その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金 融資産
13,577 △860 持分法適用会社におけるその他の包括利益に対す
る持分
173 △255
小計 14,317 10,221
純損益に振り替えられる可能性のある項目
在外営業活動体の換算差額 △12,053 △29,596
キャッシュ・フロー・ヘッジ △262 △123
持分法適用会社におけるその他の包括利益に対す る持分
△11,528 △9,205
小計 △23,844 △38,926
その他の包括利益合計 △9,526 △28,705
当期包括利益 89,853 64,627
当期包括利益の帰属
親会社の所有者 93,633 65,660
非支配持分 △3,780 △1,032
当期包括利益 89,853 64,627
(4)連結持分変動計算書
前連結会計年度(自2015年1月1日 至2015年12月31日)
(単位:百万円)
親会社の所有者に帰属する持分
その他の資本の構成要素
資本金 資本剰余金 自己株式 利益剰余金
確定給付制 度の再測定
その他の包 括利益を通 じて公正価 値で測定す る金融資産 2015年1月1日残高 81,690 502,945 △47,415 1,105,678 - 9,693
当期利益 - - - 101,957 - -
その他の包括利益 - - - - 577 13,473
当期包括利益 - - - 101,957 577 13,473
自己株式の取得 - - △1 - - -
自己株式の処分 - △45 155 - - -
配当金 - - - △48,764 - -
支配の喪失を伴わない子 会社に対する所有者持分 の変動
- 484 - - - -
その他の資本の構成要素 から利益剰余金への振替
- - - 648 △577 △71
その他 - - - 16 - -
所有者との取引額等合計 - 438 153 △48,098 △577 △71 2015年12月31日残高 81,690 503,384 △47,262 1,159,537 - 23,096
親会社の所有者に帰属する持分
その他の資本の構成要素
在外営業活 動体の換算 差額
キャッシュ・ フロー・ヘッ ジ
合計 合計 非支配持分 資本合計
2015年1月1日残高 - 392 10,085 1,652,984 32,678 1,685,663
当期利益 - - - 101,957 △2,577 99,380
その他の包括利益 △22,112 △262 △8,323 △8,323 △1,203 △9,526 当期包括利益 △22,112 △262 △8,323 93,633 △3,780 89,853
自己株式の取得 - - - △1 - △1
自己株式の処分 - - - 110 - 110
配当金 - - - △48,764 △465 △49,229
支配の喪失を伴わない子 会社に対する所有者持分 の変動
- - - 484 474 958
その他の資本の構成要素 から利益剰余金への振替
- - △648 - - -
その他 - - - 16 - 16
所有者との取引額等合計 - - △648 △48,155 9 △48,146 2015年12月31日残高 △22,112 130 1,113 1,698,463 28,906 1,727,370
当連結会計年度(自2016年1月1日 至2016年12月31日)
(単位:百万円)
親会社の所有者に帰属する持分
その他の資本の構成要素
資本金 資本剰余金 自己株式 利益剰余金
確定給付制 度の再測定
その他の包 括利益を通 じて公正価 値で測定す る金融資産 2016年1月1日残高 81,690 503,384 △47,262 1,159,537 - 23,096
当期利益 - - - 92,563 - -
その他の包括利益 - - - - 11,159 △673
当期包括利益 - - - 92,563 11,159 △673
自己株式の取得 - - △2 - - -
配当金 - - - △54,184 - -
株式報酬取引 - 147 - - - -
支配の喪失を伴わない子 会社に対する所有者持分 の変動
- 448 - - - -
その他の資本の構成要素 から利益剰余金への振替
- - - 11,223 △11,159 △63 所有者との取引額等合計 - 595 △2 △42,961 △11,159 △63 2016年12月31日残高 81,690 503,979 △47,264 1,209,139 - 22,358
親会社の所有者に帰属する持分
その他の資本の構成要素
在外営業活 動体の換算 差額
キャッシュ・ フロー・ヘッ ジ
合計 合計 非支配持分 資本合計
2016年1月1日残高 △22,112 130 1,113 1,698,463 28,906 1,727,370
当期利益 - - - 92,563 769 93,332
その他の包括利益 △37,265 △123 △26,903 △26,903 △1,802 △28,705 当期包括利益 △37,265 △123 △26,903 65,660 △1,032 64,627
自己株式の取得 - - - △2 - △2
配当金 - - - △54,184 △501 △54,686
株式報酬取引 - - - 147 - 147
支配の喪失を伴わない子 会社に対する所有者持分 の変動
- - - 448 538 986
その他の資本の構成要素 から利益剰余金への振替
- - △11,223 - - -
所有者との取引額等合計 - - △11,223 △53,591 36 △53,555 2016年12月31日残高 △59,377 6 △37,012 1,710,531 27,910 1,738,441
(5)連結キャッシュ・フロー計算書
(単位:百万円)
前連結会計年度
(自 2015年1月1日 至 2015年12月31日)
当連結会計年度
(自 2016年1月1日 至 2016年12月31日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
税引前当期利益 150,299 116,680
減価償却費及び償却費 59,156 59,574
減損損失及びその戻入益 22,064 32,133
持分法による投資損益(△は利益) △12,370 △15,974
金融収益 △9,996 △3,814
金融費用 7,836 13,126
その他の営業外損益(△は利益) 746 △24,846
棚卸資産の増減額(△は増加) 12,841 △629
売上債権及びその他の債権の増減額(△は増加) 26,930 22,817 仕入債務及びその他の債務の増減額(△は減少) △62,763 11,623
その他 76,280 △30,439
(小計) 271,026 180,250
利息及び配当金の受取額 8,931 9,191
利息の支払額 △3,869 △3,507
法人所得税等の支払額 △18,194 △43,929
営業活動によるキャッシュ・フロー 257,892 142,004
投資活動によるキャッシュ・フロー
有形固定資産の売却による収入 1,654 1,703
有形固定資産の取得による支出 △56,915 △44,385
無形資産の取得による支出 △18,625 △27,202
投資の売却及び償還による収入 47,502 100,061
投資の取得による支出 △51,152 △72,087
子会社の取得による支出 △392,434 -
定期預金の増減額(△は増加) 29,603 △111,083
その他 17,778 17,893
投資活動によるキャッシュ・フロー △422,587 △135,100
財務活動によるキャッシュ・フロー
自己株式の取得による支出 △6 △2
短期借入金の増減額(△は減少) △16,364 △2,648
長期借入れによる収入 266,694 1,944
長期借入金の返済による支出 △24,535 △35,841
配当金の支払額 △49,180 △54,699
その他 △1,587 △1,847
財務活動によるキャッシュ・フロー 175,020 △93,094
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) 10,325 △86,190
現金及び現金同等物の期首残高 459,090 460,619
現金及び現金同等物に係る換算差額 △8,796 △4,553
現金及び現金同等物の期末残高 460,619 369,875